ベランダしかない生活も10年以上経験しました。ベランダには沢山の植物も置いていましたし、窓から広い海も見え美しい景色も楽しめたのですが、土と接するところで生活しない不安感というのでしょうか、何か満たされない感覚があると感じるようになりました。
次に引っ越したのは、小さな庭付きのマンションの一階でしたが、土を身近に感じる生活を通して、何とも言えない安心感、落ち着きを得、やはり地面は私たちの暮らしにとってはなくてはならないものだと思うようになりました。
そこには、ただ風景がある、というだけでなく、たとえどれ程小さな庭であろうとも、犬、猫、ネズミやカエル、トカゲ、そして様々な鳥達、昆虫、植物等々、私たちが直接関われる、人間以外の生き物たちとの濃密なふれあいがあったからなのでしょうか。
マンションの小さな小さな庭、実はそこは大きなワンダーランドの入り口でもあったのです。びっくりするような出会いと感動の数々。その詳細は折を見て少しづつここでもご報告していきたいと思っていますけれど・・・。
庭というのは、やはり現代の人間が人間らしく生きるのに実はとっても大切なものかもしれない、と思ったりもしています。ちょっと大げさかもしれませんが・・・。
ところで今春沖縄の今の家に引っ越して来て、この家の庭の占有者は実は我々以外にもいるらしいことに気づきました。ここを遊び場としている犬や猫の占有権もどうやら認めなくてはならないようです。
沖縄の犬は一人で散歩している子も結構います。我が家にやって来るのは、ちょっと小さなお茶目でかわいい子犬です。時々、鉢のなかをかき混ぜたり、排泄物も残して行きます。そして、車の下で昼寝、夜寝をしている猫さん、突然の侵入者である我々には、警戒してなかなかなじんでくれません。が、ここは自分の居場所である、ということはいつもしっかり主張しています。そして、すでに少し書いていますが、鳥さん達。色々な子がいますが、中には好奇心たっぷりで我が家の部屋の中まで覗いている子もいます。鳥さんは目がとても良いですからね、色々ヒューマンウオッチングされているのでしょうね、きっと。
庭からの海の眺めは開放感を与えてくれます。 |
この家の庭からまた大きなワンダーランドへの新たなる扉が開かれていくかと思うと、本当にワクワク、です。庭が教えてくれるもの、それは人間とそれを取り巻く自然、地球、宇宙の営みそのものなのでしょう。
庭から眺める景色、そして月や星も、とても綺麗です。
月がとても大きく見えます。 |
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