2013-06-06

南の島のお尻

八重瀬町は、平成18年の1月1日、東風平町と具志頭村とが合併してできた町です。

沖縄本島南端の中心部に位置します。島尻郡といいますので、まさに島のお尻部分というわけです。沖縄戦では、日本軍は那覇から南へ徐々に南下したため、このエリアは大変なことになったようです。ひめゆり女子学徒隊のひめゆりの塔が有名ですが、八重瀬町には同じような運命を辿った白梅学徒隊がありました。

地名
東風平(こちんだ)という地名を読めるひとは少ないだろうと思いますが、東風を「こち」と読むと知って頭に浮かんだのは遠い昔の記憶、「東風吹かば、匂いおこせよ、梅の花、主なきとて、春な忘れそ」という菅原道真の歌にある「東風(こち)」でした。

東風平(こちんだ)だけでなく、そばに南風原(はえばる)町があり、東風の丘と、南風の原はほぼ隣り合っています。昔から寒い北風や西風とは違い、暖かな「東風」や「南風」は春を待ち望んだ人達にとって望むべき風であり、吉祥でもあったのでしょう。合併により東風平町はなくなりましたが、東風平という地名は残っています。


そして、具志頭村(ぐしちゃんそん)、これもなかなか読めないでしょうね。ここは、1万8000年前の旧石器時代の人類の化石、港川人の発見で有名になりました。詳細は、私が説明するよりも港川人で検索して頂ければ、詳しい説明があります。ここ南部は、石灰岩質の土壌で化石が残り易い土地なのだそうです。

南部徳洲会病院
八重瀬町で一番大きな建物は、那覇空港自動車道の南原南インター降り口そばにある南部徳洲会病院ではないかと思います。ほとんど那覇市の南部かとまがう場所ですが八重瀬町内です。

那覇空港自動車道
この那覇空港自動車道があるおかげて南風原南(はえばるみなみ)インターから乗れば、沖縄自動車動とそのままつながっていますので、南風原町、与那原町、西原町、浦添市、宜野湾市、中城町まであっという間です。那覇市内から高速に乗るのと比べ、渋滞がないぶん非常にはやく移動できます。家を購入したときの不動産屋さんは宜野湾市にありますが、電話したときに、15分でそちらに着きますとのお答え、そのときにはまさか宜野湾からいらしたとは思いませんでした。空港へのアクセス、那覇へのアクセス、沖縄自動車から中部へのアクセスも含め、こんなに便利な場所は少ないのではないでしょうか。

那覇からも近く、南風原南インター至近という事で、近い将来発展しそうなのが先ほど紹介した東風平地区を中心とした地域です。先日は、サンエー八重瀬町タウンができましたが、急速に開発が進んでいます。

港川人は日本人の起源なのか
そして、港川人(1万8000年前の人骨)が見つかった港川。復元された港川人の面影は、ひげ面の優しい沖縄のおじさんです。具志頭(現在の八重瀬町役場の隣)に歴史民族資料館があります。また富盛の大獅子で訪れる方も多い、八重瀬城跡。
更には、あまり知られてはいないと思いますが、具志頭城跡の公園、ここからの海の眺めはまさに絶景、初めて訪れたときは夕方だったのですが、その雄大な景色に息を飲みました。海を臨む東屋に佇んでいると崖下にも降りたくなってくるのですが、この眼下に広がる海岸も実は大変神秘的なところです。こちらのご紹介はまたいつか改めてしたいと思います。


私はゴルフはしませんが、ゴルフが好きな方には、サザンリンクスゴルフクラブ、那覇ゴルフクラブ、南山ゴルフクラブ、パームヒルズゴルフクラブ(後の2つは糸満市かな)等もあります。

今日は、大好きになりつつある八重瀬町を少し紹介してみました。

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