2013-09-22

骨盤・背骨の矯正 - ブロックテクニック

今日は当院の採用している矯正法、「JNTブロックテクニック」について、少しご説明しましょうね。

JNTブロックテクニックは、下の写真左にあるようなクサビ形の三角ブロックを骨盤周辺にあてがい、患者さんご本人の体重と呼吸を利用して、骨盤や背骨を矯正する技法です



骨盤や背骨は言ってみれば身体の土台にあたる部分。その歪みは各部の筋肉の硬直を生み、それがひどくなると身体の様々な部位に激しい痛みや痺れまでもたらすこともあります。また、内臓疾患、自律神経系疾患を含め、様々な疾患を招く原因にもなり得ます。つまり、身体全体に様々な悪影響を及ぼす可能性があるということです。

私自身、若い時に15年以上にわたり自律神経失調症、アレルギー、慢性腰痛、背中痛、肩こり、偏頭痛と、不調のオンパレード。その根本原因が成長期の背骨の歪みにあった、という事実をだいぶ後になって知ったという苦い経験があります。しかも、私の場合は背骨の歪みをカバーするために背中の筋肉が異常に頑張りすぎ、その結果骨盤の歪みまでも引き起こしてしまっていたのです。まさに悪循環・・・。

身体というのは全体で一つのもの、身体の全てのパーツは密接に繋がって互いに連動しているのですよね。だからこそ、土台である骨の歪みの身体全体への影響力は相当に大きい場合があり得る、という事なのだと思います。

でも、逆に言えばこれを逆手にとって、この土台である骨盤や背骨の歪みを取り除き正していくことで好循環が生まれ、様々な不調が徐々に改善、治癒力や生命力も増し身体全体のコンディションが少しずつアップしていく、ということも間違いなく起こるわけです。

そしてこれこそが、骨盤や背骨を矯正することのねらい、ということになります。

ただ、いくら矯正が良い、と言っても、痛みを伴ったり、ぽきぽき音のなるような外部から強い刺激を与えての矯正は、とても恐ろしい感じがして、私など想像しただけで身体が縮んでしまいそうです。

その点、このJNTブロックテクニックは外部から強い力を加える事のない、ただ一定時間横になっているだけの安全で痛みもない矯正技法なのです。お年を召された方や身体の弱い方にも安心してご利用いただける方法です。

ブロックを入れた時には少し窮屈な感じのする場合もあるようですが、すぐに気持ちよくなり、寝息を立てる方も・・・。私自身、かつてこの矯正を患者として受けている最中に爆睡してしまったことが何度かあります。

あまりにソフトなため、本当にこれで矯正ができるの?と思われる方も中には・・・。でも、実際に多くの患者さんの様々な症状がこの技術で改善されています。

効果の現れるまでの回数は患者さんによって異なりますが、初回から3回までの施術でかなりの改善を実感される、というのが平均的ケースです。

ただし、当院が目指しているのは一時凌ぎの対処療法ではなく、身体全体を根本から改善し、再発しにくい健康な体を取り戻すことです。そのため、一時的に症状が和らいだり、改善することで終わり、ではなく、その良い状態をしっかり身体に定着させてゴール、となります。この定着までの期間もやはり患者さんよって異なってきますが、平均的には一ヶ月から一ヶ月半の期間、6回程の施術で定着、再発しにくい身体を取り戻される方が多いです。

ブロックテクニックの前にJN整体法によって身体をほぐしますが、これもとてもソフトで、ここでも施術中に眠ってしまう方も居られます。

ブロック以外にも色々な矯正技術はあります。ポキポキする技術もありますが、当院ではソフトながら効果が高く、患者さんそれぞれのコンディションに応じてきめ細やかな調整の行なえる、このJNTブロックテクニックを主たる矯正技術として採用しているのです。





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