今朝のラジオで、「今日は沖縄はイベントだらけですが、私はタバコを吹かしながらベランダでのんびりします。」という投稿がありました。読み上げた司会者、しばらく間を置いてから、「うんうん、それもいい過ごし方ですよねえ・・・。ただ、日中は止めましょうね、間違いなく熱中症になりますから」と一言。
そうなんです。今年の夏は特に暑い。というより、雨が全く降りません。ここまで晴天続きだと、流石に水不足になりはしないかと、心配になってきますね。
沖縄の夏の季節は6月中旬の梅雨明けから10月頃まで、長期にわたります。そう、朝起きたらジリジリと刺すように熱い日差しが既に出ている、という日々がずっと続くわけです。つまり日中の時間帯も長い。でも、そんな時に屋外での作業はきついので、早朝に一仕事し、日差しが和らいだ頃もう一仕事しようというのはとても合理的ですね。
暑い日中は室内でシエスタでもして過ごせれば最高でしょうけれど、昼は寝ていて、という生活ができるのは、実際には沖縄でも本当に限られた人達だけでしょう。サラリーマンの方々は大概がエアコンを効かせた中で、時間に縛られて生きていますよね。自営の方の中には、ひょっとしたら昼食後にシエスタをとっている方も居られるかもしれませんが・・・。
一方、夕方は少なくとも東京より1時間以上日が長いため、日暮れまでには余裕があります。今は、夜8時頃まで真っ暗にはなりません。この時間帯にもう一仕事、外での作業をしてらっしゃる方も沢山おいでになるのでしょう。サラリーマンならもし5時に仕事が終われば、まだまだ明るい中で2〜3時間仕事以外の活動もできますね。
夏が長く暑い日中の時間も長い地ならではの、時間の使い方、これも一つの「沖縄時間」ですね。
ところで、もう一つの「沖縄時間」として、「約束の時間が守られない」ということも言われているようです。プライベートではあまり時間を守らないのは事実のようですね。だって、「集まって飲み始めたら何時になっても終わらないもの、遅れて行きましょうね」となりますよね。車社会で、終電という時間制限もありませんものね。予定時間に集まらなくても文句を言う人はなく、お互いに許し合っているようですね。
でも、仕事では時間にルーズなことはなく、たまたまラッキーだったのか、遅れて来られる方に私は今のところ出会った事がありません。整体院の改装工事をした際にも、職人さん達は必ず予定時間より早く来ておられました。少し早すぎるという事はありましたが、遅れた方は皆無でした。ヤマトンチュウの私としては、これは聞いていた話と違う、逆の驚きでした。いまや、仕事の上では時間を守らないという意味での「沖縄時間」というのは、死語となっているのでは?・・・、と。
ですから、「沖縄時間」とは、「ぎすぎすと時間に縛られ過ぎることのない、おおらかで活き活きとした生き様を表す言葉」、と取るのがちょうど良いのかしら、と思っています。一見ルーズに見えても、逆に言えば、融通が効いて固い事を言わない、人間味溢れる暮らし方・・・。そこから紡ぎ出される時間感覚、といった捉え方です。
お互いの都合をおおらかに受け入れられる懐の広い暮らしぶり、そこに「沖縄時間」の本当の良さがあるのではないでしょうか。だからこそ、子供だけでなく、犬や猫もおおらかに育てられているような気がします。
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