2013-09-20

沖縄の夏野菜

沖縄の八重瀬町で暮らし始めて一番ありがたいのは、野菜を育てる農家が近くで朝市を開いてくれていること。

とりたての新鮮な野菜が安く手に入ります。すこしぐらい見栄えが悪くても、農薬の少ないものや、有機肥料で育てたものが手に入ります。

ただ少し困るのは、夏場に急激に野菜の種類が少なくなることですね。台風や台風による塩害もあり、7月半ばからは朝市でも野菜の種類はガクンと減ります。

農家も、強い日差しと台風により夏場に野菜を生産するリスクの大きいことを計算に入れて、生産調整しているのでしょうね、きっと。このリスクが少しでも軽減できれば、年間を通して豊富な野菜が手に入るようになるのかも・・・。

でも良く考えると、環境に合わせて野菜を作る事が本来の姿、自然なのでしょうね。で、食べる側もそれを受け止め、その時期その環境に合った限られた食材であっても工夫を凝らして料理をし、感謝し楽しんで食す、というのが最も無理のない生き方のような気もしています。

一年中季節を問わず何でも手に入る、というのは一見便利で豊かなようにも思えますが、実は遠方から色々無理を重ねて調達しているものも多くなる、ということですよね。その無理が、農薬であったり化学肥料であったりエネルギーの過剰消費となったり、様々なひずみの元となり、それが膨大に膨れ上がっているのが現代社会、ということなのでしょうか。


野菜好きなわたしとしては少々残念なシーズンが続いていますが、ただそのおかげで新たな発見も。新鮮な葉野菜が無い場合、それにかわって大活躍するのがなんといっても日持ちのするおイモやカボチャ、そして様々な豆・・・。

こんな時こそ、葉野菜にはないまた別の魅力をイモ類豆類が大いに発揮してくれるのがよーく分かります。

あ、言い忘れましたが、沖縄の八重瀬でももちろん近くの大型スーパーまで足を伸ばせば日本中からやってきた様々なお野菜が一年中簡単に手に入ります。正直に言うと、我が家.では野菜を出来るだけ地元の新鮮なものでまかないたいと思っているので、夏場の野菜減少の影響を少し強く受けている、というだけのことです。

で、だからこそ、でしょうか、この少しの不便もそれなりに楽しむゆとりがある?ような・・・。

それにあともう少しすれば、今度は秋野菜のシーズン到来です。うーん、それもまた、とっても楽しみですね。



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