2013-09-30

人の世と植物の営みと

良く晴れてとても美しい景色の中に居ながらも、なぜか方丈記の冒頭が頭から離れません。


方丈記(鴨長明) 冒頭

行く川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。
世の中にある人とすみかと、またかくの如し。
<中略>
あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。

知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、いづかたへか去る。
又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何によりてか目をよろこばしむる。
そのあるじとすみかと、無常をあらそひ去るさま、いはゞ朝顏の露にことならず。

或は露おちて花のこれり。のこるといへども朝日に枯れぬ。
或は花はしぼみて、露なほ消えず。
消えずといへども、ゆふべを待つことなし。


私の頭の中を支配していたのも、どうやらこの人間の営みのはかなさ、無常観だったようです。


・・・でも庭に出てみると、眼の前にいる植物達の営みは全く違うではありませんか!

ゴーヤの花

そう、私を現実に引き戻したのは、この庭の植物達・・・。

無垢の自然とは程遠いとも言える野菜達ではありますが、生きとし生けるものの豊かで逞しい営みが、「これこそがあなたの生きている世界の現実なのだと」私に語りかけてくれているような気がします。

倒れても傷ついてもめげる事なく復活し、それでもダメなら次世代に託す。植物の営みは、泡のようにはかなく刹那的なものでは決してありません。本当にすごいなあ、と心から敬意を払いたくなります。
ゴーヤが塩害から再び復活、トマトが共生しています、隣にはオクラが
ミニトマトの花(9月から実を付け始めました)
収穫をちょっと怠っていたら、いつの間にかバジルが花をつけ始めていました



2013-09-28

不眠と腰痛、股関節痛(3)

不眠と慢性腰痛、股関節痛に悩まされていた患者さん、今日で三回目です。

こんにちはー、と明るい声でご来院されたので、調子を伺うと、「ぐっすり眠れるようになり、昼間起きているのがぐっと楽になりました。腰痛も随分和らいでいます。あとは、この股関節痛さえ取れれば完璧なんですが・・・」とのこと。

検査を取ると、まだ腰椎の矯正が完全には定着していないことがわかります。少なくともあと一回は腰椎を狙った矯正をかける必要のあることをご説明しました。

身体全体をしっかりほぐし、自律神経を整え、三回目の矯正です。

頭蓋骨セラピーが終わると、今日も心身がスッキリとリフレッシュしました、と言って頂けましたので、私もホッとしました。

次回には、股関節を狙った矯正をかけることで股関節痛をかなり和らげることが出来るのでは、と思っているのですが・・・。

出張をはさんで、次回は一週間後です。

美味しくて健康的なドラゴンフルーツ

9月の末になって、ドラゴンフルーツがまた豊富に出回ってきました。
白い果肉のホワイトピタヤ(ドラゴンフルーツ)

ドラゴンフルーツは本当の名称はピタヤと言い、海外産が殆どで、日本産は沖縄が90%以上を生産しています。海外産は完熟前に収穫して送るため、未熟なままで、バナナなどと違いドラゴンフルーツは収穫後の追熟はないとのことです。ですから、本当に甘いドラゴンフルーツを食べたかったら、生産地(沖縄、鹿児島、宮崎)で完熟したドラゴンフルーツが出回っているのを頂くしかないようです。

そういえば、酸っぱいけれど甘みの薄いドラゴンフルーツをこれまで食べていたような気がします。初夏に出回った時に、赤い果肉のドラゴンフルーツ(レッドピタヤ)の甘さに驚かされましたが、これは近所のお店が栽培農家から直接仕入れたものを購入したものでした。ですから、畑で完熟したものだったのです。甘いわけですね。

今日は、近くのドラゴンフルーツ畑の入り口で直売が行われていましたので、白と赤の果肉のものをそれぞれ一袋づつ購入しました。それぞれの袋には5個(大玉のホワイトピタヤ)と9個(小型のレッドピタヤ)入っていましたが、更に2個もおまけを付けてくれました。


やはり、これも完熟のドラゴンフルーツです、とても甘みがありました。

このドラゴンフルーツ(ピタヤ)は、サボテン科サボテン族で、病虫害や乾燥にも強く、塩害にも負けません。栽培の際に農薬も必要ないそうです。その上、とてもきれいな大きな白い花が夜に咲き、「ムーン・フラワー」や「夜の女王」と呼ばれています。

その上、ドラゴンフルーツは実はとても健康的な果物だとか。カリウム、マグネシウム、葉酸の他に、赤い果肉のレッドピタヤには、ペタシアニンというポリフェノールの一種が含まれており、高血圧予防、貧血予防、ガンの抑制などの効果が期待できるようです。

頂くのも、半分にカットして、スプーンでいただけば良いので手間もかからず助かります。
レッドピタヤ

こんなに素敵な果物があまり注目されていないのは不思議でしたが、ポイントは完熟したものは傷みやすく保存しにくい事、そして、完熟前に収穫すればある程度保存は効くようになりますが、収穫してしまうと追熟しないため、お店に並ぶドラゴンフルーツは完熟しておらず、あまり美味しく感じられないという事に尽きるのでしょう。

収穫期は6月から11月までとのことです。まだしばらくは楽しめそうですね。

2013-09-26

糸数グスクから昇る虹

偶然ですが、糸数グスクから立ち上がった虹を撮影しました。

糸数城から虹が立ち上がって見えます。
二本のアンテナとドームは糸数城の東側にあります。
城(グスク)とは、文字通り城(シロ)のことで、沖縄にはこのグスクがあちらこちらに沢山残っています。正確には城壁だけが残っている、ということなのですが、規模も大きくて保存状態の良いものは(もしかすると近年になって保存の為色々修復を行った結果なのかもしれませんが)、世界遺産にもなっています。

私の住む沖縄南部にも、規模も小さく保存状態のあまり良くないものまで含めると、かなりの数があるようです。
家から車で10分から15分位の範囲だけに限っても、知念森グスク、玉城グスク、糸数グスク、垣花グスク、大里グスク、具志頭グスク、富盛グスクなどなど、なんだかグスクだらけ、といった印象すら受けてしまいます。

実は、以前にこのブログでも書いたように思いますが、私が現在住んでいる家のあたりにも多分かつてグスクがあったらしい、と言われています。

グスク=城=シロ、ということなのですが、ここで素朴な疑問が一つ・・・。そもそも沖縄での「城」とはなんでしょうか?
たとえば、戦国時代の日本各地では、戦をする目的もあり、諸大名が各地に堅牢な城を築いて兵や武器を備え戦に備える、といったことがなされていたのでしょうけれど。そして戦の収まった江戸時代には諸藩の行政の府として、城が維持されてきた、という経緯はあるのでしょうけれど、沖縄のグスクの場合、その起源もあまり定かなものがなく、聖域説やら集落説やら色々あるようです。

今でさえ人口はそんなに多くはないエリアです。グスクが機能していた時代であれば、その人口もずっと少なかったのでは、とも思えますので、そんな時代にこんなに沢山のグスクがこの狭いエリアに必要だったのはなぜかしら~?と。

今のところは、各集落を守る神社のような役割と役場の出先機関のような役割を兼ねた場所?、と勝手に解釈して自分を納得させています。

どなたか詳しい方がいらっしゃったら、是非教えて欲しいものですね。



2013-09-24

不眠と腰痛、股関節痛(2)

不眠と腰痛、股関節痛でお悩みの患者さん、今日が二回目の来院です。

初回後の様子を伺うと、当日の夜から寝つきはだいぶ良くなり、また夜中に目を覚ます回数も減り深く休めるようになっている、とのこと。股関節痛はまだ残っているものの、腰痛も少し和らいでいるとのでしたので、私もホッとしました。


今日も、まずはJN整体法で身体全体をソフトにほぐし、矯正です。

今回は二回目、患者さんも初回のような緊張はなくリラックスして施術を受けておられ、矯正中にはウトウトと。

頭蓋骨セラピーが終わる頃には、すっかり気持ちがリフレッシュされ仕事の疲れも取れました、とのこと。腰をかがんで靴下を履く動作が痛くて出来なかったのですが、それが今、できます、と目の前で見せて下さいました。矯正をかけたばかりですので、無理はなさらないで下さいね、とお伝えしましたが、とりあえずは順調に改善されているようで、私も嬉しいです。

次回は三日空けてご来院の予定です。


2013-09-22

骨盤・背骨の矯正 - ブロックテクニック

今日は当院の採用している矯正法、「JNTブロックテクニック」について、少しご説明しましょうね。

JNTブロックテクニックは、下の写真左にあるようなクサビ形の三角ブロックを骨盤周辺にあてがい、患者さんご本人の体重と呼吸を利用して、骨盤や背骨を矯正する技法です



骨盤や背骨は言ってみれば身体の土台にあたる部分。その歪みは各部の筋肉の硬直を生み、それがひどくなると身体の様々な部位に激しい痛みや痺れまでもたらすこともあります。また、内臓疾患、自律神経系疾患を含め、様々な疾患を招く原因にもなり得ます。つまり、身体全体に様々な悪影響を及ぼす可能性があるということです。

私自身、若い時に15年以上にわたり自律神経失調症、アレルギー、慢性腰痛、背中痛、肩こり、偏頭痛と、不調のオンパレード。その根本原因が成長期の背骨の歪みにあった、という事実をだいぶ後になって知ったという苦い経験があります。しかも、私の場合は背骨の歪みをカバーするために背中の筋肉が異常に頑張りすぎ、その結果骨盤の歪みまでも引き起こしてしまっていたのです。まさに悪循環・・・。

身体というのは全体で一つのもの、身体の全てのパーツは密接に繋がって互いに連動しているのですよね。だからこそ、土台である骨の歪みの身体全体への影響力は相当に大きい場合があり得る、という事なのだと思います。

でも、逆に言えばこれを逆手にとって、この土台である骨盤や背骨の歪みを取り除き正していくことで好循環が生まれ、様々な不調が徐々に改善、治癒力や生命力も増し身体全体のコンディションが少しずつアップしていく、ということも間違いなく起こるわけです。

そしてこれこそが、骨盤や背骨を矯正することのねらい、ということになります。

ただ、いくら矯正が良い、と言っても、痛みを伴ったり、ぽきぽき音のなるような外部から強い刺激を与えての矯正は、とても恐ろしい感じがして、私など想像しただけで身体が縮んでしまいそうです。

その点、このJNTブロックテクニックは外部から強い力を加える事のない、ただ一定時間横になっているだけの安全で痛みもない矯正技法なのです。お年を召された方や身体の弱い方にも安心してご利用いただける方法です。

ブロックを入れた時には少し窮屈な感じのする場合もあるようですが、すぐに気持ちよくなり、寝息を立てる方も・・・。私自身、かつてこの矯正を患者として受けている最中に爆睡してしまったことが何度かあります。

あまりにソフトなため、本当にこれで矯正ができるの?と思われる方も中には・・・。でも、実際に多くの患者さんの様々な症状がこの技術で改善されています。

効果の現れるまでの回数は患者さんによって異なりますが、初回から3回までの施術でかなりの改善を実感される、というのが平均的ケースです。

ただし、当院が目指しているのは一時凌ぎの対処療法ではなく、身体全体を根本から改善し、再発しにくい健康な体を取り戻すことです。そのため、一時的に症状が和らいだり、改善することで終わり、ではなく、その良い状態をしっかり身体に定着させてゴール、となります。この定着までの期間もやはり患者さんよって異なってきますが、平均的には一ヶ月から一ヶ月半の期間、6回程の施術で定着、再発しにくい身体を取り戻される方が多いです。

ブロックテクニックの前にJN整体法によって身体をほぐしますが、これもとてもソフトで、ここでも施術中に眠ってしまう方も居られます。

ブロック以外にも色々な矯正技術はあります。ポキポキする技術もありますが、当院ではソフトながら効果が高く、患者さんそれぞれのコンディションに応じてきめ細やかな調整の行なえる、このJNTブロックテクニックを主たる矯正技術として採用しているのです。





2013-09-20

遠く離れた台風とその影響

ここ一週間程、風の強い日が多く雨も断続的に降っています。とくにここ数日は、よく晴れているかと思うと突然もくもく黒雲が広がり、激しくガラス窓を叩きつけるような雨が降り出し、さあーっとやんでまた強い日差しが戻ったり、と、日中の天気が目まぐるしく変わりますし、夜にはびゅーびゅー吹きすさぶ風の音を頻繁に耳にするようになりました。寝ていて外を確認しているわけではないのではっきりはしませんが、多分昼間同様、雨風が時折急激に強くなったり静まったり、を繰り返しているのかもしれません。はじめは、これっていわゆる亜熱帯性気候によくあるスコールかしら~、と思ってもいたのですが、沖縄の方々に伺うとどうやら台風19号の影響のようです。でも、下の天気図を見てください。

台風はどこにあるかというと、そう500kmも離れたフィリピンのルソン島と台湾の南の海上を香港・マカオの方向に駆け抜けようとしています。その遠方の台風の影響をここ本島でも受けているようなのです。よほど台風の勢力が強いという事なのでしょうか。(それにしても、こうしてみると、沖縄本島でも意外と東南アジアが近いことを改めて認識させられます。)

この台風19号、中心気圧910hPa,瞬間最大風速80m/sと、やはり巨大な台風です。
こうして見るとフィリピンや台湾、東南アジアが近い事を強く感じさせられます。
その前には、本土に向かった台風18号の影響も受けていました。18号自体も沖縄本島はかすめもしませんでしたが、風にその影響は明瞭に出ていました。

これも、沖縄が島であることの証明なのでしょうね。それでも、今年は沖縄本島を直撃した台風はまだないのです。台風が沖縄近海で急に発生したり、ウチナーの方々も今年はちょっと特別で妙だと言っておられます。

でも、まだまだこのクラスの台風の直撃を受ける可能性も高いため、念のためガラス窓には飛散防止フィルムを貼ることにしました。沖縄のサッシのガラスは、かなり厚いと聞いてはいますし、すでにこの家も昨年の風速60メートル近い台風に耐えた実績もありますが、何か固いものが飛んできた時にはガラスは割れますからね。それに紫外線防止にもなりますので、保険のつもりで貼ることにしたわけです。

台風情報は記録のため残しておくことにしました。
台風19号
名称USAGI(ウサギ)
大きさ大型
強さ猛烈な
存在地域フィリピンの東
中心位置北緯19度20分
東経125度30分
進行方向北西
速さ20km/h
中心気圧910hPa
最大風速中心付近で55m/s
最大瞬間風速80m/s
暴風域
(25m/s以上)
中心から170km
強風域
(15m/s以上)
中心から560km

沖縄の夏野菜

沖縄の八重瀬町で暮らし始めて一番ありがたいのは、野菜を育てる農家が近くで朝市を開いてくれていること。

とりたての新鮮な野菜が安く手に入ります。すこしぐらい見栄えが悪くても、農薬の少ないものや、有機肥料で育てたものが手に入ります。

ただ少し困るのは、夏場に急激に野菜の種類が少なくなることですね。台風や台風による塩害もあり、7月半ばからは朝市でも野菜の種類はガクンと減ります。

農家も、強い日差しと台風により夏場に野菜を生産するリスクの大きいことを計算に入れて、生産調整しているのでしょうね、きっと。このリスクが少しでも軽減できれば、年間を通して豊富な野菜が手に入るようになるのかも・・・。

でも良く考えると、環境に合わせて野菜を作る事が本来の姿、自然なのでしょうね。で、食べる側もそれを受け止め、その時期その環境に合った限られた食材であっても工夫を凝らして料理をし、感謝し楽しんで食す、というのが最も無理のない生き方のような気もしています。

一年中季節を問わず何でも手に入る、というのは一見便利で豊かなようにも思えますが、実は遠方から色々無理を重ねて調達しているものも多くなる、ということですよね。その無理が、農薬であったり化学肥料であったりエネルギーの過剰消費となったり、様々なひずみの元となり、それが膨大に膨れ上がっているのが現代社会、ということなのでしょうか。


野菜好きなわたしとしては少々残念なシーズンが続いていますが、ただそのおかげで新たな発見も。新鮮な葉野菜が無い場合、それにかわって大活躍するのがなんといっても日持ちのするおイモやカボチャ、そして様々な豆・・・。

こんな時こそ、葉野菜にはないまた別の魅力をイモ類豆類が大いに発揮してくれるのがよーく分かります。

あ、言い忘れましたが、沖縄の八重瀬でももちろん近くの大型スーパーまで足を伸ばせば日本中からやってきた様々なお野菜が一年中簡単に手に入ります。正直に言うと、我が家.では野菜を出来るだけ地元の新鮮なものでまかないたいと思っているので、夏場の野菜減少の影響を少し強く受けている、というだけのことです。

で、だからこそ、でしょうか、この少しの不便もそれなりに楽しむゆとりがある?ような・・・。

それにあともう少しすれば、今度は秋野菜のシーズン到来です。うーん、それもまた、とっても楽しみですね。



2013-09-19

不眠と腰痛、股関節痛(1)

慢性腰痛をお持ちの患者さん、腰痛は通常はさほど強い痛みを伴うものではなく、出たり出なかったりを繰り返し、たまに酷く辛い時にはマッサージなどで凌いでいたようですが、最近寝つきが悪くなり、更に突然股関節も痛み出して心配になり、当院を訪れました。

検査を取ると、やはり腰椎や仙骨に歪みのあることが明瞭です。

人間の身体の土台ともいえる骨、しかも要である骨盤や背骨の歪みは身体全体に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

矯正によってじっくり、しっかりと歪みを正し、身体全体の生命力、治癒力を高め、結果的に身体全体に及ぶ様々な不調を改善、再発しにくい身体を取り戻していく、という当院の施術方針に納得され、一時凌ぎの対処療法ではなく根本からしっかり治したい、と、強い決意を語っていただきました。

その真摯な気持ちに、私も最善を尽くして応えたいと思います。

JN整体法でしっかり身体全体をほぐし、自律神経の調整を施し、矯正、そして頭蓋骨セラビーで自然治癒力を高めます。


施術後は「まだ股関節の痛みはありますが、今日の施術で心身がとてもリラックスした感じです。今夜は良く寝付けるかもしれませんね。」と、仰ってお帰りになりました。

次回は四日後です。


自家製の「きなこ」ぜんざい

もう盛夏は終わったとはいえ、まだまだ暑い沖縄。ぜんざい(氷金時豆)は時々食べたくなります。

で、我が家では金時豆の煮豆はぜんざい用、大豆の甘煮は主として惣菜たまにぜんざい用として、それぞれ500グラムくらいずつ作って、冷蔵庫の中に保存するようになりました。

このブログでも何度か書いていますが、沖縄のぜんざいは金時豆の甘煮の上にかき氷がのっている見た目には極めてシンプルなものが基本。ただ、もちろんもう少し凝ったものもあります。糸満で初めて食べたのですが、通常のぜんざいにきな粉と練乳をかけたものもあり、これもなかなか美味。きな粉をかけたぜんざいは栄養バランスの観点からも良いと気が付き、我が家でも早速取り入れました。で、まずは大豆からきな粉作りです。
きな粉の完成
下の写真が我が家の強力製粉機です。日本で購入できますが、多分台湾製でしょう、実用一点張りの強力な製粉機です。東南アジアの薬屋(といっても漢方薬のお店)の店先に良く置いてあり、薬草を挽いて粉末にしてくれる製粉機です。

質実剛健な製粉機
煎った大豆を、この製粉機に入れ、スイッチを入れて2分程すれば、細かい粉末ができます。この機械、最初は米粉をつくるために購入したのですが、小麦粉、お茶、鰹節、干し椎茸、等々の乾物を粉末にするためにも使っています。スイッチが簡単に押せないよう壁があるだけのシンプルなもので、至れりつくせりの安全装置のついている日本製とは異なりますが、国産のミルではなかなかできない固いものからとても細かな粉末を作ってくれる優れものです。

今回は、少し手抜きをして、大豆を煎るかわりに、乾燥大豆を最初に簡単に粉末にしてから、電子レンジで5分程加熱して火を通し、再度細かいきな粉に挽き直しました。手抜きレシピですが、短時間で香りの良い挽きたての「きな粉」ができました。

沖縄のぜんざいは、量が多いように見えますが、ぜんざいの金時豆の甘煮は多いものでせいぜい100グラム180キロカロリー、その他は白玉と氷ですから、小さな白玉が4つ程入ったものでも250キロカロリー程度でしょう。脂肪の沢山入ったデザートに比べたら、かなり少なく、アイスクリーム一個程。でも、多くのお店のぜんざいは、煮豆が100グラムも入っていないと思いますから、実際はカロリー200キロ前後のデザートなのではないでしょうか。

我が家のぜんざい(氷金時豆)は、最初から甘さ控えめ低カロリースイーツです。
そこにこの自家製きな粉を振りかけたり、はちみつやメイプルシロップを絡ませると、栄養バランスの良いちょっと贅沢な大人向けぜんざいの完成、となります。
小ぶりなぜんざい、100キロカロリー程。
下に煮豆、きな粉は中段に入れ、一番上にも少し
ふふふ・・・。手前味噌ですが、これ、結構いけますよー。冷菓子好きな方は是非お試しあれ!

ちなみに、大豆大ファンの私としては、こうして大豆の加工品を家で作る度に、大豆の奥深い魅力をあらためて実感。

甘煮、酢漬け、納豆、豆腐、豆乳、豆乳ヨーグルト、パウダー状のきな粉に至るまで、ホント、用途が広いですよね・・・。
あ、さすがにまだ自家製は挑戦してませんが、調味料としての味噌、醤油もそうですものねー。

天然のサプリメントと言われるほど栄養価に富み、女性に嬉しいイソフラボンも含み、その上畑の肉と言われるほどの良質なたんぱく質をたっぷり含んでいるのですから。で、経済的かつ長期保存もできますしねえ。
これは正しく神様からの贈り物、ではないでしょうか・・・。大豆大明神様に感謝、の日々です〈笑)。

2013-09-18

知念の海と海のイスキア

休日を利用して、また知念の方へ行ってきました。

家から一番近くにある、城壁の残っている糸数城(グスク)を経由して、知念半島まで行き、斎場御獄(せーふぁーうたき)に寄って、その後は海のイスキアで美しい海を眺めながらまったりと喫茶、知念岬の展望台に寄って帰ってきました。行きはあちこち寄ったので所要時間が分かりませんでしたが、帰りは知念岬の展望台から15分ちょっとで帰って来てしまいました。知念岬まででも、山側(ニライカナイ橋)経由だと随分近いなあと再認識しました。

糸数城
このグスクは沖縄ワールドの少し西に行った所、見上げる丘の上にありますが、このグスクの規模は想像以上でした。14世紀の築城とのことで、結構傷んではいますが、これだけの城壁が残されており、かなり大きな城であった事が分ります。海をぐるりと見下ろせるだけでなく、那覇方面までも見渡せる立地です。この糸数城は整体院から車で5分程でしょうか、もちろんグスクの森は整体院からも見えます。
城壁(門らしき所から右)
上の写真の左側
先ほどのところが城壁かと思ったら、その南の平坦な場所にも石垣が。
農場か牧場かと思われる程の広さ (中城城、勝連城より広いのでは?)
この糸数城、あらゆる方向に見晴らしがあります。
ニライカナイ橋
糸数城から、知念に向かうと景色の良い所が沢山あります。ニライカナイ橋もその一つ。
景色に見とれて、事故を起こさないようにしなくては。
斎場御獄(せーふぁーうたき
久高島に舞い降りた神が、本島に渡ってきて開いた霊場らしいですが、観光客が多くて、写真を撮るのも大変です。そもそも、沖縄で最も由緒のあるらしい霊場の写真をこんなに気軽に撮っても良いのでしょうか?
昔は男性は入れなかった場所だそうですが、今はなぜか大勢のカップルが・・・。 
じっと待って、やっと写真をとりましたが、
人の映らない、霊場らしい雰囲気の写真はなかなかとり難い・・・。
でも、どうやってこの石の景観ができたのでしょう。神秘的です。
海のイスキア
 斎場御獄駐車場のすぐ手前にあるお宅が、庭と自宅の一室をお店として解放されています。とにかく、これほど海の景色の美しい個人宅を解放されていることに感謝します。ほぼ180°の海、南部では一番コバルトブルーの海の広い部分でしょうか。眼下の美しい海、この景色には、言葉もありません。もしかすると南部で海が綺麗に見えるスポットのトップを争う場所?かもしれませんねえ。庭の散歩だけでもOKとのことですが、ここへ来たら、座って暫く海を眺めたくなります。猫と違い写真にはおさめられませんが、ここでは椅子や縁側に座って、人々がまったりと過ごしています。




ここからは部屋からの景色
室内から久高島が見られます 
冷たいグアバジュースとマンゴージュースを頂きました。 
望遠にして久高島の様子
部屋から眼下に見える海岸
こちらも部屋から見下ろせます 

最後にお庭と喫茶室
知念岬
知念岬の展望台(上から)
北を見ると、海の向こうに本島一の部が見えます。
やっぱり最後は、まったり猫さん。
知念半島の案内図、しっぽで指しているのが現在地ニャン。
子育てに忙しくて、観光案内はしてないニャン。

2013-09-17

おやじラブロックフェスティバル

9月14日は沖縄の知り合いに誘われ、オヤジ達のためのロックフェスティバル(第8回おやじラブロックフェスティバル)の前夜祭に行ってきました。前夜祭にプロが出演するのだそうです。

会場は、飛行機がすぐ真上を通り過ぎる、那覇空港の南、豊崎海浜公園です。(ここは人工ビーチですが、というより、人工ビーチだからこそ、でしょうか、リゾート感覚一杯のなかなかおしゃれな海浜公園です。)

到着すると夕焼けが美しく、駐車場から会場へ歩く間も、空の色は刻々と変化・・・。

ロックフェスティバルでは撮影禁止とのことでしたが、記念として、一枚だけ撮らせて頂きました。

今夜のコンサート、迫力あり、緩急あり、観客も私もノリノリ、で、存分に楽しめました。
音楽はジャンルを問わず、いいですねえ・・・。

空が紫に染まってきてます。 
飛行機が次々と着陸体勢に入って真上を通り過ぎて行きます。
色がどんどんと赤くなり 
西の空は赤く染まっています。
一枚だけ、横浜銀蝿も今月で結成33年、立派なオヤジロック。

慢性肩こり(3)肩に鉛がのっている

「肩に鉛がのっているような酷い肩こりに悩まされています」、と来院された患者さん、1週間空け、今日が四回目になります。

様子を伺うと、「肩の鉛のような重さは、今ではウソのように軽くなっています。」とのこと。「それだけでも有難いのに、腰周りに少しあった痛みまで消えてしまいました。」と、笑顔を見せて下さいました。

こういうお声を聞かせて頂くと、私もとても嬉しくなります。

検査を取ると、前回の矯正はまだ維持されているようです。
肩周りだけでなく、身体全体を十分ほぐし、リンパの流れも良くなるよう施術しました。

今までの三回で症状はかなり改善しましたが、このコンディションが長く維持できるようになるには、更に矯正を重ね、身体にこの良い状態をしっかり定着させなければなりません。

その旨を詳しく説明しご理解を得てから、四回目の矯正を施しました。


頭蓋骨セラビーを終えるころには、すっかり寝入ってしまわれた患者さん、次回は10日程間を空けて様子を見ることにしました。

この間に友達とのご旅行の予定があるようです。「旅行も思いっきり楽しめそうです。」と、にこやかにお帰りになりました。  Bon Voyage!

2013-09-13

9月の沖縄

9月に入って、沖縄も暑さの和らぐ日が僅かずつですが増えてきました。6月の梅雨明け直後から強烈な日差しに見舞われ、沖縄では10月末まで真夏日が続きそうな気もしていたのですが、やはり季節の微妙な変化はあるのだな~、と。でも、沖縄の海は11月まで泳げますし、これを初秋と呼んでいいのやら・・・。

時期によって遊泳時間が変わっています
11月1日から11月30日は9時から17時まで
今年の梅雨明け以降8月までは異常気象のせいで雨が全くなく (本来夏には晴天の合間に頻繁に激しいスコールが降るので、沖縄の方々もビックリ。台風の発生の仕方も経験したことのないような妙な感じのものが多いそうです)、晴天が続きすぎたこともあるのでしょうが、本土から越したばかりの私達は、とにかく猛烈に暑い印象を受けました。
日差しの下では暑いという表現では物足りず、「痛い」がピッタリ。日差しを避けさえすれば、風はあるので耐えがたい感じにまではならないのですけれど・・・。

それが、9月に入って雨も増え、「あら、少し涼しいかしら~」と感じることが時折・・・。

それを何で感じるかというと、まずは水道水の温度。屋上の水タンクで暖まった水が水道から出てくるので、平均気温が水温と連動、その温度が、9月に入って少し下がってきたのを感じます。

もう一つが、お風呂の温度。

こちらでは、お風呂や温水の供給には石油給湯器が使われることも多いようです。我が家も石油給湯器で、温度設定は比較的簡単なもので、6段階程度です。ガス給湯器のように、1℃単位での温度設定はできません。そのため、6段階の設定でお風呂にお湯を入れると、少し熱めだったり、ぬるめだったり、元々の水の温度によって変わるようです。

ですから、お風呂の温度でも、気温の変化を感じています。そう、設定を変えていないので、最近はいつも少しぬるめな感じ=気温も低くなったということか~、と思うわけです。
でも、水量たっぷりで湯船にお湯が満ちるまで5分程度しかかかりませんので、お風呂の準備が即効で完了し、助かります。年間を通して気温も高いのでお湯も冷めにくく、なかなか快適なお風呂ライフではありますね。

更に、外に出た時の風の気配・・・。これは何とも微妙なのですが、それでもやはり8月の風とはどこか違うとわかります。ほんの少しだけ風の温度がやはり下がっているのでしょうね。湿度もちがうのでしょうか。爽やかな感じを受けることもちらほら。

台風に関しては、8月も本島直撃の台風はなく、結局今年は本島への直撃台風皆無で9月半ばまで来てしまいました。

つまり、私自身はまだ台風直撃を経験していないのです。昨年は風速60m/sの台風が本島を直撃しています。風速60m/sといったら、どんな飛来物も凶器になりますよね。もし、窓が割れたらどうなるんでしょうね。患者さんの中には、「昨年の台風の時には庭のバナナの木から葉が落ちて、葉の基の固い部分が窓を直撃しないか気が気ではなかった」、と仰っていた方も。
早々に風対策、窓割れ対策はやらねば、と、我が家でも今少しずつ準備中です。

先日近くのDIYへ行ったら、秋のガーデニングシーズン到来とありました。やっと、植物が暑さに負けずに元気に育つシーズンが来た?ようです。衣料品のディスプレイも秋物が中心になってきました。皆さんの服装は夏と全く変わっていませんが・・・。

そう、これは本土でも同じですね、季節はお店から一足先にやって来るんですよね・・・。ただ、沖縄で秋物衣料が売れ出すのはまだだいぶ先のような気もするのですけれど。

で、夏物一掃セールのタイミングはいつなのかしら?もう時々あちらこちらのショッピングセンターでそんなセールを目にすることはあるのですけれど、本土のようなインパクトは無い感じ・・・。だってまだまだ本格的秋は来ませんものねえ。

ということで、夏物衣料は実はまだそんなに値引きされない(高値を維持?)ままズルズルとお店の三分の一位の面積を11月位まで占めているのではないかと、密かに予想しているのですが・・・。私のこの予想、当たりますかね? 今度沖縄の知り合いに確認してみましょうね。

2013-09-10

慢性肩こり(2)肩に鉛がのっている

酷い慢性肩こりにお悩みで当院を訪れた患者さん、今日が三回目の矯正になります。

前回二回目の矯正を受けられた後、「初回の矯正後日が経つにつれ、気のせいか肩こりがいくらか楽になっているようです。明日からの変化に更に期待したいですね」といってお帰りになったのですが、五日空けて今日の来院時に様子を伺うと、「鉛のように重たい肩の状態が、随分軽くなってきています」とのこと。
表情もだいぶ和らいでいます。

検査を取るとまだ腰椎の歪みは完全には解消されていないことが分かりましたので、肩回り、背中を十分ほぐした後、今日も同じ狙いでの矯正をかけます。

これでしっかりと矯正が効いて安定してくれば、この鉛のように重たい肩コリも更に和らぐのではないかと思います。

一週間後が楽しみです。

ガンガラーの谷

ガンガラーの谷という観光地知ってますか。八重瀬町ではなく、南城市になるのですが、歩いても10分以内なので、たまに散歩でも行く場所です。

沖縄ワールド・玉泉洞とは道を挟んで反対側にあります。そう、港川人(1万8000年前)の居住区だった可能性のある場所とか。真偽はわかりませんが、人骨が出たのと同じ年代の地層に簡単にアプローチできる場所で、今も発掘が続いています。

ガンガラーの谷では、洞窟からスタートして、ガンガラーの谷を巡る1時間強のツアーがあるのですが、そのスタート地点は「洞窟カフェ」です。ここに1時間も散策できる森があるというのが驚きですが、ちょっと不思議な雰囲気の漂っているところではあります。まだツアーに参加していないので、残念ながらどんな所を巡るのか分りません。(リンクはこちら

私は、涼しいカフェとしてここを利用したのですが、ツアーの出発時間が近づくと、ガラガラだった洞窟=ケイブカフェの席が満席になります。

このカフェになっている場所、何処までも続く洞窟という雰囲気ではなく、両側が貫通しており、ドーム型屋根のついたカフェという感じで閉塞感がないのが良いですね。

やはりガンガラーの谷観光が主目的、カフェのみで利用している人は少ないのですが・・・。自然の洞窟カフェとしても悪くはないですね。

駐車場から中へ、ここも駐車場に見えますが、広場?
広場の奥が入口です。雰囲気は洞窟へ入るという感じですが、
入ってみると以外に・・・。
クワズイモの奥が洞窟入口と左側の階段から入るようにと
洞窟の説明があり、その両側では発掘をしている人が。
飲み物を頼んで、中から入り口を眺める。
意外に広い空間で、涼しくて、閉塞感はまったくなし。
屋根の大きな古民家の中に居るような感じです。
天井を撮影してみました。写真だけみると、
月の表面かと思うような模様です。
奥は、出口になっています。
天井の様子から鍾乳洞であることが分ります。
この先が、ツアーへの出発地点でした。
ガンガラーの谷は、ホームページに情報が少なすぎて中身が分りません。別のサイト(Allabout)の記事が分り易いですね。

なお、玉泉洞・沖縄ワールドのこともまだ詳細はブログに書いてませんけれど、こちらの洞窟は訪れる価値十分、素晴らしいものです。洞窟から出た後には、沖縄文化を教えてくれる沢山のアトラクションや沖縄の古い町並みの再現等も、大変楽しめます。

2013-09-02

慢性肩こり(1)肩に鉛がのっている

まるで肩に鉛がのっているような酷い慢性肩こりに悩まされ、毎日何もする気が起きない程疲れ果て、辛い日々を送っています、と当院を訪れた患者さん。

触診すると、なるほど肩から背中にかけてまるで板のようにパンパンに張っています。指で押しても押し込めない程の固さ・・・。  

本当にお辛いのが良く分かります。


検査を取ると、やはり腰椎に歪みのあることがはっきり出ています。

まずは身体全体をソフトにほぐし、その後肩から背中にかけてを特に念入りに緩めました。
これで少しは楽になったようでしたが、根本原因は腰椎の歪みにあることを告げ、一回目の矯正を施しました。


これから、少なくともあと二回はあまり間を空けずに矯正を受けて頂き、少しずつ肩こりの根本原因を取り除いて、身体全体のコンディションを良くしつつ肩こりの起きにくい身体作りをしていきましょうとご提案、了解していただきました。

「今日の矯正の後、肩は更に少し緩んだ気がします」、と言って頂けましたので、とりあえずは私もホッとしました。


次回は三日後です。

2013-09-01

シロガシラが庭でゆんたく?

以前、この家に越して嬉しいプレゼントの一つが、毎朝の涼やかでとても美しいさえずり。その声の主はシロガシラという鳥です、というようなことを書きましたが、実は最近、このシロガシラ達が我が家の例の水場(エアコンからの水の流れる家壁の脇)に数羽で訪れるようになっていることに気が付きました。

スズメやイソヒヨドリなどは既に常連さんなのですが、最近、綺麗な、でも少し賑やかな声がすぐそばで聞こえるなあ、と思ってはいたのです。

今日、施術を終えて患者さんを送り出そうと入り口から外に目をやると、何とも綺麗で品のある、そして頭にしっかりと白いベレー帽?をつけた鳥たちが、いかにも寛いだ感じで、水場周りに居るではありませんか・・・。

スズメ達も交じっていましたので大きさを比べると、小雀のゆうに倍以上はあろうかというサイズです。いつも下から見上げていたので、もう少し小さいイメージだったのですが、近くで見るとイソヒヨドリ程の大きさはありそうです。

愛らしいスズメ達と比べると、でも、その一見の品の良さは庶民と貴族といった感じ?かな。

高いところで美しく誇らかに、そして時には、恍惚として歌っている時とはまた別の表情を、目の前で見せてくれました。ここでの囀りは、優雅にカフェで寛ぎながらのおしゃべり(ゆんたく)、といったところでしょうか。

実は、農家の人達にとって、このシロガシラはスズメ同様作物を荒らす害鳥なのだそうです。

人間との共存共栄の観点からすると、あまり歓迎されない生き物という事になってしまう点が少し残念ですが、でも、この地球上で共に生きる同志として、私はすっかり彼らのファンになりました。

うちの水場に訪れる時位、どうぞゆっくり寛いでいってね。

スズメさん達も、水浴び後はまるで我が家の居間にいるかのようにフェンスで寛ぎます。本当に嬉しくて楽しそう。見ているだけで私の心も癒され、仕事の疲れも消え失せます。