2013-12-11

八か月が過ぎて

沖縄に越して、はや八か月が過ぎました。

四月始めに越した直後から雨雨の連続で、梅雨かと思いたくなるほどの日々が続き、どうなることやらと思っていたら、後半からやっと晴れ間も見られるようになり、ついにすがすがしい五月突入と思いきや、半ばには本当の梅雨入り。

こんなに雨が多いと、家じゅうカビだらけになってしまうかも…、と恐ろしかったのですが、六月中旬前に梅雨明けすると、そこから三か月近く今度は全く雨が降らず。


通常は梅雨明けして夏が到来すると、この夏の期間には、一日に何度もスコールが降る(つまり、暑く晴れていると思うと、急にザーッと雨が降り出し、またすぐに止む、というのを一日に何度も繰り返す)と聞いていたので、ちょっと拍子抜けした感も。

でも、逆にこれだけ晴天続きだと、それはそれであまりに暑く、この地の紫外線、赤外線に身体が慣れていない我々新米は、外に五分もいると熱中症にかかってしまうのでは、と、外に出るのが少し怖い感じさえありました。

慣れない土地での慣れない気候、と言えば言えるのでしょうけれど、今夏の晴天続きは沖縄の方々でさえ、ビックリ、の様子。その上、その後迎えた強烈な台風シーズン。この台風の到来パターンも今年は従来とかなり異なっていたらしく、日本中、いえ、世界中、やはり地球の営みの全てが少しずつ?変化してきている、という事なのでしょうね、多分。


私たちが沖縄に越したのは、自ら求めた変化ですが、求めずとも「変化」は常に訪れるものでもある、ということで、こうした「変化」に柔軟に適応できる力は常日頃から養っておきたい、と強く思います。


気候のことだけを書いてみると、何だか結構過酷な環境に身を置いている様にも思えますが、ここでの暮らしは実際には、いたって穏やかです。

私達が今まで出会った人々は、幸運に恵まれているのかもしれませんが、皆さん、心温かく善良で、素敵な笑顔に心癒されることも度々です。

そして、子供や大人だけでなく、犬や猫やヤギ、野鳥たちでさえ、なんとも人懐こく愛嬌いっぱいでそれだけでも楽しくなります。

それに、最近知ったのですが、日暮れ時に飛んでいるのをよく目にするオオコウモリ、これは沖縄地方特有のものらしく、しかも、身体は哺乳動物同様のふさふさした毛に覆われ、顔はまるでキツネ。「空飛ぶキツネ」とも呼ばれているとか…。顔写真を見ても吸血コウモリの恐ろしいイメージとは程遠く、フルーツ大好きのちょっと愛らしい生き物。私としては「空飛ぶぬいぐるみ」、と呼んで、もう少しお近づきになりたい位です。そしてヤモリやマングース。


羽を折りたたんで休息中でしょうか?
愛らしくてホント、ぬいぐるみですね。
Photo by (c)Tomo.Yun  リンクURL(http://www.yunphoto.net )

こんな生き物がうちのまわりに沢山いるなんて、農業を営んでいらっしゃる方にとっては害鳥、害獣なのかもしれませんので、あまり大っぴらには言えませんが、私は彼らの事を考えるだけで、実はドキドキするほど心躍らせてもいるのです。


12月に入ると予想通り、気温も日差しも大分快適になってきました。沖縄は私にとっておそらく今から春までがベストシーズンなのでは、と、ちょっと期待していることろです。

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