2014-10-19

水タンクも身体も…、メンテナンスの大切さ

つい先日のこと、我が家の水タンクから水が漏れている、と、ご近所の方が教えて下さいました。



家の前を歩いていると、時折かすかに水滴がかかることがあり、てっきりいつもの天気雨だと思っていたのですが、それは給水管の一部から吹き出している細かい霧のような水漏れのせいだったのです。

点検してみても、始めは何故漏れるのか分りませんでしたが、良ーく見ると給水管の一番トップにあるキャップに小さな穴が開いているようです。接着部分の剥がれや割れとかではなく、キャップの角に、どうしてこんな穴が?と思う程度の、まるで針の穴のような小さな穴がいくつかあり、そこからシャワーのように細く水が吹き出しているのです。風の方向で行く先が変わり、ご近所の門の方までも時として水が飛んでいた、という訳です。

早々に修理しましたが、正直冷や汗ものです。まだ穴が小さいうちに教えて頂いたお蔭で大事に至らず、本当に助かりました。修理が終わると、今度は水がオーバーフローしていることも分りました。実際にはフロートの設定位置が上にずれ、水が止まる時には、オーバーフローするところまで来ていたに過ぎないのですが・・・。

在るだけで非常時にはとても頼もしい水タンクですが、やはり、そのタンクは定期的に、そしてマメに点検しなければいけない、ということですね。


でも、よく考えると、それは水タンクだけの問題ではないのですね。きちんと点検、予防、メンテしなければ形あるものは全ていつの間にか劣化していくということ・・・。とても当たり前で、単純な事実を改めて学んだ次第です。


そして、もっと言うなら、これは私たちの身体も全く同じ、ですね・・・。

ただ、漫然と暮らしていると感覚は鈍化してしまい、劣化、悪化に早めに気づくのは、むしろ24時間付き合っているはずの自分の身体の方がより難しい。だからこそ定期的な健康診断で早めに小さな変化をキャッチし予防することが推奨されている、というわけです。

そうした健康診断の有用性を否定するつもりは毛頭ありませんけれど、一方で、私は病院での健康診断だけに頼らず、自ら自分の身体の日々の状態をチェックできる感度、感性を高めておく、という事、それも、実は最適なメンテナンスにとても有効なのではないか、と密かに思っています。

常に身体が発している小さな信号を自分でキャッチして、、早め早めに劣化、悪化の芽を摘んで上手にメンテナンスをしていれば、「気がついた時には取り消しのつかないことになっていた」、という事態もかなりの確率で防げるようになるのでは、という気がしています。

そうすることで、自分の健康に自信も持て、過剰な健康診断の肉体的、心理的、経済的、時間的ストレスも避けられ、それなりのメリットがあるのではないかしら、と…。

ただその為には、そうした身体のサインに自ら早めに気づけるよう、常に感度を磨いておくことも欠かせないですよね。

自分の体の状態を観察する術を磨くのには色々な方法があると思いますが、私は、「穏やかで軽い運動や動作」も、是非お勧めしたいと思います。

緩やかに呼吸しながら、穏やかに、身体の隅々まで、色々な部位を動かしたり、触ったり、伸ばしたりすることで、その状態や変化をよくチェックできるからです。ここでの大切なポイントは、ただ漫然とやるのではなく、しっかり自分の心や身体と対話するように丁寧に行う、という事です。中でも身体のコンディショニングとチェックが同時にできるストレッチは非常に役に立つと思っています。

家も大切ですが、自分の身体のメンテナンスはもっと大切で、ひょっとすると多くの人は無茶をし過ぎているのかもしれませんね。
健康は、人生にとっては、家よりも大切な財産・・・。水タンク同様、上手なメンテナンスは欠かせませんね。


あっ、気が付くと、水タンクの水漏れ事件からつい脱線、自分や患者さん達の身体のメンテナンスに思いを馳せてしまいました。


ですが、私は、「今回の水漏れを教訓とし、水タンクのメンテナンスにももっと心を配る」よう、ここでもう一度自らを戒めねばなりませんね。反省しまーす。

お向かいのSさん、教えて下さって本当に有難うございました!




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