2014-07-23

台風被害−我が家の菜園

台風8号の影響は今でも残っています。

一番残念なのは、沖縄から花が消えてしまったこと。

本格的な夏を迎え、賑やかに色鮮やかに咲き誇っていた花々でした。でもその花達が、家庭の庭先、通りの端、道路や公園などから本当にすっかり消えてしまったのです。
被害を被って木や草そのものが全て枯れてしまったわけではなく、今は台風で傷んだ葉や茎を復活させている最中。花芽よりも、まずは葉や枝の再生にエネルギーを優先して注いでいる様です。

花壇だけでなく、防風対策をしなかった家庭菜園も著しい被害を受けています。野菜のための防風対策をきちっとやっているご家庭も中にはありますが、多くの家庭菜園はかなり傷んでいる様です。
オクラは元気で、次から次へと育っていたのですが・・・。
我が家でも、4本のオクラがダメージを受けました。

種を蒔いたらぐんぐん育って、花を楽しみながらも、毎日2本程の大きなオクラが収穫でき、美味しく頂いていたものでした。

ただ、オクラはそれでも台風にとても強いらしく、花芽や実を一時的に付けられなくなっただけで、株そのものはしっかり生き残り、復活に向けた準備をもう活発に開始しています。暫く待っていれば、また実をつけてくれそうです。

小茄子は多くの実を付けたまま、葉が8割方落下しました。花芽も全て枯れましたが、既に新たな葉が出始め徐々に復活しています。やがて花芽もつくかもしれません。

ダメージが大きいのはミニトマトで、葉がほぼ全滅しました。一本は、脇芽が出て成長を始めましたが、もう一本のミニトマトは未だ芽を出さず、復活の可能性は低いかも知れません。

ゴーヤは2本とも完全に葉が真っ黒になり、日に日に茎もしおれ、復活の兆しは全く見られません。不思議なのは、沖縄食材の代表のようなゴーヤが意外にも台風に弱いことです。

花ではラベンダーの被害が大きく、風の通り道にあった株は8割程の葉が黒くなってしまいました。やっと脇芽が出始め復活しそうですが、しばらく時間がかかりそうです。

塩害にも強く、元気なハイビスカスも今回は多大な被害を受けました。枝が何本か折れ、葉が6割以上落ちました。残っているのは小さな葉だけで、花芽は殆ど全滅です。しばらく花を楽しめなくなりますが、木そのものは元気そうです。折れた枝を挿し木にしてみましたが、数本は生き残っており、新たな株として成長しそうです。

今回の台風が強烈だっただけに、我が家の植物達への影響はこれまでにないほど大きなものでした。ほぼ丸一日、塩分を含んだ凄まじい強風にあおられた結果です。彼らを台風から守る対策も、もう少ししっかりしてあげなければ、と痛感です。
防風対策を施したご近所の畑の中にはさほどダメージを受けていない所もありますし、心配していたマンゴーも、被害は最小だったとのこと。良かったです。

ただ、あれほどの強風に晒されながら、かなりのビニールハウスが破れずに残っていることも、私にとっては逆の驚きです。台風銀座沖縄のビニールハウスには何か特殊な仕掛けがしてあるのでしょうか?

私達にとっては、初めて体験した大型の直撃台風です。我が家ではかなり身構えて臨みましたが、庭の草木を除けば、幸いにも家の被害は皆無。本当にホッとしました。でも今回のこの台風を通じて、このような自然災害に対応する沖縄の人々の知恵の数々、そして淡々と軽々とやり過ごす逞しさを改めて感じます。皆さん、「なんくるないさー」と、微笑み、落ち込んだりへこんだりしていません。さすがだなー、と思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿