2017-07-30

熟しても青いバナナ


最近、夕焼けがとても綺麗です。バナナとは関係ないですが・・・。

例えばリンゴや柑橘、ブドウなどにも様々な品種があるように、バナナにも色々な種類があります。今回は、大きさや形といった外見の違いだけでなく、熟し方に違いのあるものまであった、という新しい発見のお話しです。

今日、知り合いの方から「青バナナ」を頂いたのです。青バナナ=未熟のバナナと思っていましたが、今日の「青バナナ」は熟しても黄色くならない種類なのだとか。

頂いたのは外皮がやや薄黄緑色っぽいものですが、通常の感覚ではまだ食べ頃からは程遠く、かなり未熟な感じ。でも「既に十分熟していて美味しいですよー」とのこと。よく見れば皮にはそろそろ黒くなりそうな気配も。頂いたまま、時間をおいて夜帰宅した頃にはその皮はもう真っ黒に。

でも口に含むと、うーん、確かにとても美味しいバナナでした。

実は、家に黄色くなるのを待っている青いバナナがありました。最初から少し緑が薄かったので、すぐにも黄色く熟すのではと期待していたのですが、いつになっても黄色くならないこのバナナ。もう2週間以上になりますが全く色変わりすることなく、いきなり黒ずみ始めました。「ああ、これは外れ!残念ながら捨てるしかないわねえ・・・」と、次のゴミ回収日までそのまま放置することにしたのでした。

過去にも青バナナでいつになっても熟さないものはあったのです。でも、そういうものは本当に固く未熟なままで、最後は枯れるようにダメになってしまいます。

でも今回のものは、黄緑色のまま黒班が出たり半分黒くなっているものもありますが、触るとよく熟したバナナのように柔らかな弾力があります。

そう、少し細めですが、見た目も今日頂いた「青バナナ」となんだかそっくり・・・。


農家の方々が野菜等を直接持ち込んで販売している共同市場で購入したので、お安いのですが、ラベルには生産者のお名前と、単に”バナナ”という表記だけ。そう、ここでは、”島バナナ”も”三尺バナナ”も、フィリピン系バナナも、いつもただ同じ”バナナ”と書いてあるだけです。見た目、バナナの種類はかなり多岐に渡っている感じはするのですけれどね・・・。

で、ゴミ箱行きを待っているこのバナナ達、ひょっとしたら、今日の「青バナナ」と同じ品種なのでは、と思いつき、急遽皮を剥いたのが正解でした。皆、よーく熟しています。味も同じで、美味です。中には、もう透明な黄色になってトロトロになりそうなものも。
こんなに沢山ではいっぺんに食べられないので、この青バナナ達はラップに包まれて冷凍バナナへと変身。


でもなぜ、このタイミングで「青バナナ」を頂くことになったのかしら?ちょっと不思議ですね。
頂かなかったら、このバナナたち、間違いなく青いまま黒くなったバナナとしてゴミ箱に直行するところでしたので、「青バナナ」の神様が教えてくれたのかも、ですね。

でも、この種類の「青バナナ」の情報は確かに少ないです。ただの未熟な青バナナ、熟しても黄色くならない種類の「青バナナ」。目が肥えないと、なかなか見分けも難しそう・・・。

果物でも植物でも、色々新しい発見があるとなんだかワクワクしますが、ただ、せっかく美味しく熟すのに、なんでそれを色で教えようとしないのでしょうね、このバナナさんは・・・。こんな形で個性を主張し、その個性を見抜いて評価してくれるものだけに恩恵を捧げたい、ということなのでしょうか? 



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