2016-11-16

沖縄南部、秋のスーパームーン

以前にもこのブログに書いたような気がしますが、一昨年でしたか、私の住むこの沖縄南部で初めて観たスーパームーンの大きさには本当に度肝を抜かれました。


素人写真でそれを表すのはなかなか難しいので言葉での表現になってしまいますが、食べ物に例えると、例えば通常の月があめ玉位とすると、スーパームーンはまるでお煎餅くらいの大きさに見えた、ということで、初めて目にした時は本当に口が開きました。

周りに高い建物も無く、夕方という時間帯に、少し離れた丘の上から眺める「海に昇る月」、という幾つかの条件が重なってのことだろうとは思いますが、それが水平線を離れかなり高い位置に昇って、暗い夜空に白く明るい光を放つようになってもなお、かなりの大きさを維持しているかのように見えたのが、更なる驚きでした。

月のようなものの大きさも、観る角度や空気の状態、見る側の心理や錯覚等、様々な影響を多分に受け易いのは経験上分っているつもりですが、実際のところ、スーパームーンとは、

「地球にもっとも近づいた状況で満月あるいは新月になった月の姿、あるいはその現象。見かけの大きさが平均より大きく見える。地球から月までの距離は、約36万3000キロメートルから約40万5000キロメートルの間で変動する。月が地球にもっとも近づいたころに満月になると、満月の見かけの大きさがもっとも遠い位置にあるときに比べて約14%大きく見え、約30%明るくなる。(日本大百科全書)」

ということなのだそうです。

うーん、最大でも14%程度大きく見えるだけなんですね?・・・。私の印象よりも実際は小さめだったのかもしれせん。でも14%程度なら、あれ程には驚かなかったように思うのですが・・・。

今夜もスーパームーンとなる、ということでしたので、楽しみにしていたのですが、今日の月は昇る位置も以前とは異なり、海ではなく南東に広がる糸数の丘の上から、でした。で、以前の時と季節も異なっていたようで、そのせいでもあるのか、このスーパームーンは「若干大きく見えるかも」、程度で、通常と大して変わらない感じ。ちょっと期待はずれ、でした。

またいつか、あんなに大きく見えるスーパームーンを観てみたい、という望みは失っていませんが、そう簡単に見えるものでもなかったのかな、とも思います。あの時の観賞がより一層レアで貴重な体験だったかも、ということで、「思い出の価値」の増した今宵ではありました。(2016/11/14)


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