2014-11-02

糸満の空

糸満で写真を撮ると、「空」が不思議と主役になります。海のきれいな沖縄なのですが、ここで撮影した写真の海は、何故かいつも空の引き立て役となってしまいます。

埋め立て地の浜も、いつの間にか白い浜に・・・。
ここではやはり雄大な夕日が引き立ちます。
東シナ海と、遮るものの何もない広い空。ここの海は控えめで決して出しゃばりません。穏やかな一日の終わりです。

本当に空しかない景色です。
この日は夕焼けはなし。でも、この人工の浜美々ビーチですら空の引き立て役に。
沖縄では、リゾートホテル等観光業は西海岸に多く、東海岸沿いには製造業など他の産業を誘致しているケースが多いような気がします。東海岸にも、決して西海岸にひけをとらない美しい海が広がっているのですが、西海岸の方が観光客受けすることを計算した結果なのかも?しれません。

西海岸から臨める美しい夕日は確かに沖縄にとって立派な観光資源の一つですね。でも私が本当に海そのものを美しいと感じるのは、「光」が透明な、午前中、です。そして西海岸ではその時間帯に太陽が視野に入らないので、海をじっくり眺め、沖縄らしい自然の美しさを心ゆくまで堪能できるのです。住民として見慣れてしまっているはずの私達ですらその美しさに毎回感動しますから、観光客が酔いしれるのも無理はないですよね。



*)ここ糸満には美々ビーチと呼ばれる人工の浜があります。。美々ビーチはビビビーチと呼びます。BIBIBI-CHIというとちょっと舌を噛みそうですね。中部にあるサンセットビーチも人工の浜で、内心複雑な気持ちなのですが、私はより自然に近い美々ビーチの方が好みです。


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