2014-09-07

久々の本降り雨

9月に入っても、ひたすら青い空に真っ白な入道雲、そんな真夏日和がずっと続いていたのですが、今日は、久しぶりの本格的な雨降りです。

むろん、今夏は全く雨無しの昨夏とは違い、かなり頻繁にスコールは降りました。

良く晴れているかと思うと、急に黒い雨雲が広がりザーっと大粒の雨。でも小一時間もすると、また強い日差しが戻って来る…。あるいは、よーく晴れているのに突如、ほんの1~2分、パラパラと日差しに混じるように雨が降ってくる、という天気雨(てぃーだー雨)。

こんな感じの雨が、日中に何度か繰り返したりもするので、やはり、本土の真夏の夕立とはちょっと違います。亜熱帯性のスコールと四方を海に囲まれた小さな島ならではの気象が重なっているのかもしれませんね。

つい先日も、「沖縄本島の上には、いつもどこかに黒い雨雲があって、それがあちこち移動しているので、絶えずどこかしらで雨が降っている、というわけですよ~」と、教えてもらいました。


多分これが、地元の人が良く言う「沖縄の典型的な夏の気象」で、今夏はそれを存分に味わえたように思います。

そういえば、我が家の窓からお隣の南城市の上空を見ると真黒な雲に覆われていて、「ああ、今あの下は大雨かしら~」と思い、まもなく我が家の方でも雨が降り出すのかな、と覚悟しているのに、結局空振りに終わった、という事も何度も経験しましたっけ…。

これはきっと、海上からの風の流れを常に受けているので、その影響もダイレクトに出ている、という事なのかもしれません。近所には風を遮る高い山も建物もありません。あるのは大らかな丘陵と伸びやかに広がるサトウキビ畑ですからね…。

大きく広がる空とそこに浮かぶ刻々と変化する雲を眺めているだけでも、心は癒されます。そして、明るい日差しの下コバルトブルーに輝く海が視野に入ると、その都度なぜか心はときめきもします。


でも、今日のような本降り雨も、たまにならそれはそれで良いものです。海はどんより空と同化し、丘の上も霞がかかっていますが、しっとりした空気感でじっくり落ち着けます。

もしかすると、これはかすかな秋の気配でもあるのでしょうか? 

うーん、そう表現するのはやはり、なかなか難しいかしら? 何といってもここは沖縄ですからねえ…。秋はまだまだ先のはずです。

それよりも、本土暮らしの長い私の心が、9月になった途端、無意識に秋の気配を求めているだけ、と言った方が当たっているのかもしれませんね。

でも、正直言うと、「食欲の秋」はすでに私のもとにやってきているようです。雨で気温が少し下がっただけで、もう、「美味しいスイーツが食べたいなあ!」と。

で、そう思った矢先のたった今、地元青年会の会長さんがピンポーン。夏祭りの寄付のお礼としてお菓子を届けてくれました。 うわー、何というベストタイミング! フフフ、喜びも一層増しますねえ…。

こんな些細な日常に、深い幸せを感じる日々です。


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