2017-01-23

八重瀬桜まつり2017

沖縄南部の桜祭り、「八重瀬桜まつり」ですが、既にライトアップは始まっています。


そして以下のスケジュールを見ると、八重瀬町だけでなく、既に沖縄各地で「桜祭りの季節に突入」、と言えそうですね・・・。

•第10回今帰仁城桜まつり: 1月28日から2月12日 
55回名護桜まつり 1月28日、29日
第11回八重瀬桜まつり: 1月21から2月5日がライトアップ(イベントは2月5日)
•那覇桜祭り:2月11日、12日

八重瀬町桜まつりの催しは2月5日で、日中から屋台やステージでのパフォーマンスなどもあるようです。
ライトアップされた夜の桜もなかなか良いものですよね。一昨年でしたか、催しの終わった静かな夜の時間帯に訪れたことがあるのですが、子供達お手製の行灯も並び、ライトアップで幻想的な雰囲気の夜桜を味わえました。

今年の咲き具合が気になったので、どんなものかと、実は週末の午後にちょっと様子を見てきました。

桜はまだこれからでしたが、風に揺れる可憐なコスモスやトックリキワタの花と沢山のおおぶりの実を発見したり、また慶良間諸島まで見渡せる丘の上からの眺望や、亜熱帯らしい植生(関東から移り住んだ私達にとっては、当時室内で育てていた観葉植物達が普通に野草として生い茂っている光景が、いまだに結構エキゾチックに映ります)など、意外と楽しめました。

この八重瀬桜まつりの歴史は11年、とまだ長くはありませんが、徐々に桜の木も育ってきています。昨年は台風被害もなく桜達も健やかそうですので、八重瀬桜祭りは年々充実していくでしょう。これからが楽しみです。

この緋寒桜、いつか兄弟種の河津桜のよう(こんな)に立派に育つと良いですね。

桜祭りの準備はできてます。



開化した桜はとても綺麗です。


開化状況はこんな感じ、まだ1分咲き?

でも、桜の根元のコスモスに目を奪われました。

コスモスが一月後半に可憐な花を咲かせています。関東では秋のイメージですが・・・。

思わず、風に揺れるコスモスの撮影に熱中です。

ふと見上げると、徳利のように途中が大きく膨らんだ幹から伸びる枝の先にピンクの花と大きな実
(アボガドかそれ以上のサイズ)が一緒に沢山付いています。
これは桜ではなくトックリキワタ(名前の由来もわかりやすいですね)。
この花の季節はもっと前のはずですが、遅れて咲いているものがあるようです。


2017-01-02

うろこ雲と「初」日の出

昨日と違い、今朝は一面うろこ雲で覆われた空。でも薄い雲ですから、明るい穏やかな印象です。

一般にはうろこ雲は秋のイメージですが、特に秋に多いわけではないようです。でも、これから穏やかに秋冬に向かうイメージにはぴったりな雲ですね。

なぜ、雲なんかとお思いでしょう、そう、元旦に見損ねた「初」日の出を楽しみにしていたのです。(今日は2日ですが、我が家にとってはそれでも初日の出、ということで)

新春のお慶びを申し上げます。
皆様のご健康とご活躍を祈念いたします。
うろこ雲を照らしながら昇る、海からの日の出です。月並な写真で電線が邪魔ですが、朝日は写真にするとゴージャスな金色の光に見えます。ここに一言加え、これを読んでいただいた皆様への新年のご挨拶とさせていただきます。


私には雲や空を鑑賞する趣味?があるのですが、広がりが感じられ表情豊かなうろこ雲は、私のお気に入りの一つです。お正月早々こうして好きな風景を楽しめるのも、なかなか良いものです。




新城神社の桜~2017年元旦

年改まり2017年、平成29年の元旦です。天気も良く、ここ沖縄ではとても暖かで穏やかなお正月を迎えられました。日差しを浴びるとうっすら暑さを感じる程。東京、神奈川あたりの感覚では4月中旬といったところでしょうか。

今朝はお雑煮をいただき、近くの新城神社にお参りに。そこで発見したのが、下の写真にある桜の花です。(開いていた花の数からするとまだとても「開花」とは言えませんが)



この新城神社は、神主さんもいない神社で、地元の字が管理しています。1957年に海外移住者の方々からの寄進もあって改修されたようです。この神社の歴史はその時から数えても60年にはなるということですね。小さな公園のようになっていますが、年間を通してかなり温暖な沖縄ですから、放置しておくとあっという間に草ぼうぼうになってしまいます。その手入れは字の皆さんの勤労奉仕で成り立っています。年末にも手が入れられ、今日も私達がお参りに行った時には、お餅やお水、お賽銭が奉納されていました。(区の役員さんが早朝に奉納されたようです。)

側のガジュマルの木の成長につれ、実はこの桜、近年はすっかり日陰に入ってしまい、日光を浴びられない状態だったのですが、ガジュマルから守ってあげようとする字の人たちのおかげで、やっと太陽を浴びることができるように・・・。その嬉しさなのでしょうか、ひとあし早く花びらを開いて喜びを表してくれているようです。開花していたのはわずかな数でしたが、一足飛びに春の訪れを感じられ、正月早々、とても暖かい気持ちになりました。

沖縄の桜はほとんどが緋寒桜の一種で、兄弟種にあたる伊豆の河津桜同様、開花時期はソメイヨシノよりもずっと早く、本格的な開花は1月末以降です。ただ、伊豆でも一月早々に花をつけていた早咲きの桜を見かけたことはありましたから、この種の桜が一月初旬に咲くこともある、ということは知ってはいましたが、それでも元旦に見る桜は、格別感がありますね。

本島地方は昨年11月はやや寒い(涼しい?)日が多かったようでしたが、12月以降は全体的に暖かい日が多かったので、桜も春の訪れを錯覚したのかもしれません。また本島はシーズン中の台風の直撃も昨年は免れていますから、桜の木も例年のようには傷んでいないのでしょう。八重瀬岳の桜祭り等、桜の本格的開花が今から楽しみです。昨年の桜は開花が遅く、桜祭りは3分咲き状態で行われましたが、今年はむしろ開花がちょっと早くなるのかもしれませんね。

愛らしい桜の花と共に迎えられた新たな年が、どうぞ良い一年となりますよう、お祈りいたします。

新城神社:14世紀に築城されたと言われる新城城(新城グスク)の跡地にある神社、記録によると1986年には50周年の記念行事が行われているので、既に80年の歴史があることになりますね。