2016-05-07

天地の意と人の意と

今日はすでに5月5日で、こどもの日。

楽しみにしていたうりずんの季節(沖縄では1年で一番爽やかで過ごしやすい季節と言われている、春分から梅雨前までの期間。)はあっという間に過ぎ去ってしまいました。もっとも沖縄の今年4月は雨がかなり多く、正直「うりずんの季節」とは言い難い感じでしたが・・・。

それだけでなく、4月14日から始まった熊本・大分での地震もあり、その後の状況をハラハラ心配しながらの日々・・・、あまり浮かれていられない2016年の4月でした。東日本大震災から5年後の、今度は九州地方で地震の続く、その不気味で底知れぬ怖さを思うだけで、なかなか眠つけない夜も。


私達は、今この地に住まわせてもらっていることに深く感謝しなければならないと、つくづく思います。

そんな日々を過ごしながら、気がつくと沖縄はそろそろ入梅の季節に。既に4月から沢山雨が降っていたのですから、今年は3年前同様、ひょとすると空梅雨になるかも?ですが・・・。
そして、我が家の足下では、鉢にあふれんばかりに成長していた多肉植物がいつのまにか綺麗な花をつけてくれました。肉厚の葉の面白さ、新鮮さだけが取り柄で、花など全く期待していなかったせいでしょうか、意外と綺麗で清楚な感じの花に、ちょっと驚き。表に置いてあるためか、すぐに巨大化します。

この子達、幹を折って土に植えてやると腐ってしまうのに、落ちた葉を放っておくと自分で勝手に根を出してどんどん増える、という不思議な植物。ここでも人の意思と自然は全く別のもの。おせっかいは不要だそうです。でも今まで全く花をつけたことがなかったのに、なぜ急に咲き始めたのでしょうねえ?


実は、何種類かある我が家の多肉植物、いろいろと芸名(商品名)はついているようなのですが、本名がわからないのです。中には、葉が野菜として売られているものも。


下は、ご近所の庭のバナナです。これはまだ小さな木?ですが、沢山実をつけています。
そういえば、お隣の家のバナナも2年前の大型台風直撃で根元からバッサリ倒れ、死んでしまったように見えたのですが、その切り株から小さな芽が出てきた、と思っていたら、既に2メートル以上に育ち大きな葉もたっぷりで、今は実(バナナ)も鈴生り状態。沖縄ではバナナも驚く程成長が早く、本当にビックリです。


苦難にめげることのない、植物達のこうした高い再生能力や生命力に触れると、私達も地震のニュースごときで気持ちを萎えさせてはいけないのだなあ、と思います。色々考えさせられ、教えられますね・・・。

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