2016-02-13

やえせ桜祭りと春一番?

2月に入っても、というより、2月だからこそ、と言うべきでしょうか・・・、時折気温がガクンと下がります。そのせいか桜の開花は遅れ気味。八重瀬公園の桜のライトアップ期間はもうすぐ終わる(2月14日まで)というのに、花のほうはまだ2分咲き、3分咲き。このライトアップ期間終了後1〜2週間で満開を迎えるのかも、と予想しています。
ただ、カンヒサクラの花はソメイヨシノ程儚くはないので、一度満開となると結構日持ちし、しばらくは楽しめそうです。

まだまだ、2分咲きか3分咲きの状態です。
一方ここ2〜3日は南風が強く吹き荒れ、これってひょっとしたら春一番?と感じる事も。そこそこ寒い中、急にかなり暖かい日がポツリポツリと入り込んでもきたりもするのです。
沖縄の方々は「2月は冬さね〜」とおっしゃいますが、当地の2月を本当に「冬」と呼べるのか、私にはいまだ疑問です。本土の感覚からすると、「冬っぽい日」も混じるけれどこれはやはり、「初春〜春」と呼ぶべきでは、とついつい思ったりしています。

桜祭り会場の入口
状態の良い木でも、まだまだ満開にはなっていません。

12月は「初秋」位でたまに「晩秋っぽい日」が混じり、年明け1月も同様。ただ日差しが少し強く感じられる分「晩秋」より「初春」と呼びたくなり、時にガクンと冬っぽくなるものの本物の「冬」の到来はなく、2月に入ると早々に「春」が入り込んで「冬っぽい日」と「春」が混在する。で、更に今年の1月2月には「初夏」さえ時折登場・・・。
短い3ヶ月程の間に季節がめまぐるしく入り交じっている感じ、と言ったらよいでしょうか。フフフ、これもまさに「沖縄はなんでもチャンプルー(混ぜこぜ)なんさね〜」の一例ですね・・・。


八重瀬岳の展望台から那覇方面を臨む。まだ雲が多いですが、地平線は長く雄大です。
手前にはサトウキビ畑が広がっています。


で、自然もそんな春の気配を敏感に察知しているような気がします。ここへきて色々な植物達が一段と活発に開花、我が家のツツジも蕾が大きくなり、ついに今年最初の花をつけました。

ハイビスカスの花の足下で開いた今年最初のツツジです。

花期の長いカランコエ(左)は満開に近い状態が続いています。ピンクのマーガレットも綺麗です。

2016-02-04

沖縄の大寒波、紅葉のプレゼント!

先日の大寒波は、沖縄に意外な贈り物を運んでくれました。

二月の紅葉です。

桜祭りの桜がなかなか満開にならない中で、あちこちで、色鮮やかな紅葉が見られるようになったのです。むろん本土の本格的な秋の紅葉とは比べるべくもありませんが、こんなに艶やかな紅葉も久しぶりです。


ハゼだと思いますが、綺麗な紅色になりました。 
ぶれてしまいましたが、一本だけでなく紅葉が結構広範囲に広がっているのが分ります。
常緑樹の中にハゼのような紅色が鮮やかです。 
高速道路の分離帯にあるハイビスカスの葉も紅葉してます。
こちらは、道端の潅木の葉が黄や紅に。

以前のブログ「沖縄の紅葉」で少し詳述したような気もしますが、沖縄には「紅葉する木はあっても、山一面の紅葉など、紅葉の広がっている風景は見られない」のが普通なので、今回の大寒波がくれた贈り物は沖縄ではびっくりする程の、「若干でも風景として広がりのある紅葉」、となったようです。

そしてその色合いも、それまでかなり暖かかった(暑いくらい)せいで、急な低温を経て大層鮮やかになった、という事のようです。

フフフ、まるで亜熱帯の山や木々に魔法をかけたかのよう・・・。自然も時として、なかなか味な事をしてくれますよねえ。