2014-11-09

沖縄南部半日旅行

先日の文化の日はお休みでした。

午後からふらりと出かけ、短い時間でしたが、ちょっとしたプチ旅行気分を味わいに・・・。


遠くの台風の影響なのでしょうか、風はかなり強く、珍しくも、イノー(サンゴ礁)の内側では普段見ることのない白波が立っていました。

風は強かったのですが、視界は良く、知念半島からは中城方面まで見えます。 
今回は、知念半島の先端まで行ってきました。
八重瀬町から、ニライカナイ橋を通って、知念半島へ。半島近くにある、パワースポットとしても名高い斎場御嶽は観光客が多く、駐車場はとても混雑しています。でも、今回の目的地は知念半島なので、ここは素通り・・・。

半島に到着すると予想通り、今日の海の色はとても鮮やか。この絶景に思わず息をのみます。

ここからの眺めはいつ見ても感動もの、私達のお気に入りの一つ、です。


しばらく海の眺めを堪能した後は、カフェ海日和さんのお茶とスイーツで一休み。
次は八重瀬町の具志頭海岸に降りて、浜の生き物たちと少し戯れるつもりだったのですが、サザンリンクスの脇から海岸へ続く道は改修工事で1月まで通行止め。しかたなく、海岸は諦めて具志頭グスク址へと。

具志頭グスクから、具志頭浜、サザンリンクスゴルフクラブや摩文仁の丘方面を望む
満ち潮で海岸の珊瑚の浜は海水の中に没していました。
写真で見ての通り、具志頭グスク址、サザンリンクスゴルフクラブ(ホテル)、摩文仁の丘も海岸からかなり切り立った崖の上にあることが分ります。八重瀬町は海も近いのですが、海岸からすぐに高台になるため、その多くが標高50メートルを超えています。住んでいると、なだらかな丘陵と平地からなるように感じますが、その標高は実は結構あるのです。

一見穏やかそうですが、風が強く、普段は湖のようなイノーの内側、
ここでも、いつになく、かなり波の立っているのが分かります。 
具志頭グスクではツルボがあちこちで可憐なピンクの花を咲かせています。
沖縄では11月になってもまだツルボの花を楽しめるんですねえ。 
日の傾きかけた丘の上では、エノコログサが金色に輝いて・・・。

短い時間でしたが、南部の海と自然を堪能した半日でした。

観光では、ホテルの多い那覇周辺や中部の恩納村付近を訪れる方が多いのかもしれませんが、南部の大らかな雰囲気もなかなか味わい深いものがあります。南部は空港や那覇からも近いですし、ちょっとした穴場も沢山あるような気がしています。多くの観光客の皆さんにも、是非味わって頂きたいものですね。




2014-11-04

秋を感じます

ついに11月に入りました。昨日のお湿りがうって変わり、今日は美しい秋晴れの空が広がっています。穏やかな風にススキの穂もなびいて、とても爽やかです。


秋といっても、沖縄のこのシーズンは最高気温27−28℃、最低気温も25℃程度と、全く寒さを感じない快適な季節です。

それでも、真夏の暑さは遠のき、少しづつ肌寒く感じる季節に向かいつつあるだろうということで、早々と厚手のセーターを羽織り秋を積極的に感じようとしている方もいらっしゃいます。その一方、半袖、サンダルでも風邪をひくほどのことはありませんので、未だに夏姿という方もいて、服装はかなりバラバラ、混ぜこぜ、チャンプルーな感じです。

庭の植物達も、台風19号の被害から回復しつつあります。昨日(11月になって)台風20号発生のニュースがありましたが、通常ならこの時期台風の数は既に30号に達しているのでしょうから、今年発生の台風は少なかったようですね。でもそのかわり、一つ一つが巨大化しているのでは、と仰る方もいますが・・・。数が少なかった影響なのでしょうか、シーズン通しての降雨量も少なく、一部の島では何十年ぶりかの給水制限が行われることになった、とのこと。

でも11月に入って、、今年の本島の台風シーズンも遂に終わった様です。一安心・・・。(20号台風はやはりこの時期の台風らしく、本島からは大分逸れてくれました。)

気がつくと八重瀬町では、もう電照菊栽培用ハウスのランプが点灯しています。私は何故か、このほんのりとした灯りがあちらこちらのハウスに点っている風景を見ると、沖縄の「秋」を感じます。

それでも、本土ではもう寒さの始まっているこの時期に、寒くも暑くも無い快適な季節を過ごせる、沖縄の長い「秋」シーズンは「春」のうりずんの季節同様、沖縄の一年で一番良い季節の一つと言えるのでは、と思います。

9月から秋を感じている(感じたいと思っている?)人と、11月に入って秋らしくなったと感じている人、まだ夏のままの人が同居しているのも沖縄のチャンプルー文化なのかもしれませんね。

2014-11-02

糸満の空

糸満で写真を撮ると、「空」が不思議と主役になります。海のきれいな沖縄なのですが、ここで撮影した写真の海は、何故かいつも空の引き立て役となってしまいます。

埋め立て地の浜も、いつの間にか白い浜に・・・。
ここではやはり雄大な夕日が引き立ちます。
東シナ海と、遮るものの何もない広い空。ここの海は控えめで決して出しゃばりません。穏やかな一日の終わりです。

本当に空しかない景色です。
この日は夕焼けはなし。でも、この人工の浜美々ビーチですら空の引き立て役に。
沖縄では、リゾートホテル等観光業は西海岸に多く、東海岸沿いには製造業など他の産業を誘致しているケースが多いような気がします。東海岸にも、決して西海岸にひけをとらない美しい海が広がっているのですが、西海岸の方が観光客受けすることを計算した結果なのかも?しれません。

西海岸から臨める美しい夕日は確かに沖縄にとって立派な観光資源の一つですね。でも私が本当に海そのものを美しいと感じるのは、「光」が透明な、午前中、です。そして西海岸ではその時間帯に太陽が視野に入らないので、海をじっくり眺め、沖縄らしい自然の美しさを心ゆくまで堪能できるのです。住民として見慣れてしまっているはずの私達ですらその美しさに毎回感動しますから、観光客が酔いしれるのも無理はないですよね。



*)ここ糸満には美々ビーチと呼ばれる人工の浜があります。。美々ビーチはビビビーチと呼びます。BIBIBI-CHIというとちょっと舌を噛みそうですね。中部にあるサンセットビーチも人工の浜で、内心複雑な気持ちなのですが、私はより自然に近い美々ビーチの方が好みです。