2013-06-21

サンゴ礁の内側

沖縄の海岸は、離島だけでなく、沖縄本島も、多少の差はあっても、ぐるりとサンゴ礁に囲まれた内側にあります。今日は、サンゴ礁に打ち付ける波がひときわくっきりと白くみえます。
珊瑚礁戸の境界でくだける波(Google Earthより)
沖縄は台風の影響がまだ残っており外海は波が荒いのですが、サンゴ礁に囲まれた海岸はどこも穏やかです。

サンゴ礁が天然の堤防と言われているように、サンゴ礁の内側と外側では波の高さが全く違います。沖縄の海岸の波が穏やかなのは、サンゴ礁(いまや生きたサンゴは多くないとはいえ)に囲まれているからです。

この穏やかな海岸が永遠に失われないように、サンゴ礁が常に再生されるようにしなければなりませんね。かつてサンゴの海だったところは、サンゴ礁の跡が残っており、白い海岸もしばらくは残ります。しかし、再生されなければいつかはこの美しいエメラルドグリーンの海岸線は失われてしまいます。

実は、グラスボートから見た海底は、どこもかしこも美しい生きたサンゴのいる海ではなく、限られた場所にしか生きたサンゴは見られなかったからです。美しい海の中を眺めながら、危機感を感じたのも確かです。

台風の影響で激しくサンゴ礁にぶつかり砕け散る波の飛沫を眺めながら、失われつつある美しい生きたサンゴの海を思い、少し感傷的になってしまいました。

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